NHKでひきこもり当事者が出ている番組を見た。特定の番組を
みることを目的として、テレビのスイッチを入れたのは久しぶり。
番組の感想は、テレビらしい番組で大いに失望させられた。
ただ、ひきこもりの当事者は気になったので、次の本をあげて
おきたい。
林原めぐみ 著「なんとかなる」(角川書店)である。
私の手許にあるのはなぜか単行本であるが、最近は文庫本の方
が入手しやすいようだ。この本の魅力はなんだろうかと考えたときに
まず、著者の性格の良さということになるだろう。決して無理を強いる
ようなことはなく、自然体でそれでいて本自体がどのページからも
読めるということか。
以前読んだときは気がつかなかったが、今回テレビを見たことをきっかけに
再度読んで印象に残った部分をあげるならば、「なりたいものに近づこう
とする行為からいろいろなものを拾うのだと思う」という部分である。
アニメはあまり見なくなったが、林原さんはとてもユニークな人だ。内容を
楽しませてもらうと同時に救われた気がした。色々な意味で行き詰まりを
感じている人に読んでもらえたならばと。たとえすべての幸運やツキに見
放される時期があったとしても“なんとかなる”と思いたい。
明日からも仕事と勉強を頑張らなくては。 |
|