こないだ映画になってたやつの原作。
中学校の頃読んだかな。当時、小松左京・光瀬龍・眉村卓・筒井康隆・ブラッドベリ・ブラウンなど、SFに凝ってて、かたっぱしから読んでました。
あれから読み返してなかったんで、こんな結末だっけ〜〜?と。
でも今読んでもまったく違和感がないスゴイ本。迫力ある。描写、知識、プロット、ストーリー運び、どれをとっても隙がない。
第一部完、になってるんだけど、本当はユダヤ人のように祖国を失って世界で生きていく日本人を書きたかったと言う。
で、
30年近くたって、堀晃との共著と言う形で発表されたが未読。
祖国・郷土への愛情・愛着ってこういうもんだよね。愛国って、こういうんだと思う。
政府や個人に集中するんではなく、住みなれた土地・愛する人々への恋情が愛国心だと思う。生まれた国でもその山や海や川や森にいい思い出がなければ、愛されて育ち、大事な人々がいなければ、愛せない。
しかしこないだの映画の結末は安易だな。
沈ませない結末を選んだとか言うけど・・・。アルマゲドンの二番煎じみたい。 |
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