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日本沈没 削除/引用
No.206-422 - 2007/09/30 (日) 21:06:47 - ようこ1号
こないだ映画になってたやつの原作。
中学校の頃読んだかな。当時、小松左京・光瀬龍・眉村卓・筒井康隆・ブラッドベリ・ブラウンなど、SFに凝ってて、かたっぱしから読んでました。

あれから読み返してなかったんで、こんな結末だっけ〜〜?と。

でも今読んでもまったく違和感がないスゴイ本。迫力ある。描写、知識、プロット、ストーリー運び、どれをとっても隙がない。

第一部完、になってるんだけど、本当はユダヤ人のように祖国を失って世界で生きていく日本人を書きたかったと言う。
で、
30年近くたって、堀晃との共著と言う形で発表されたが未読。

祖国・郷土への愛情・愛着ってこういうもんだよね。愛国って、こういうんだと思う。
政府や個人に集中するんではなく、住みなれた土地・愛する人々への恋情が愛国心だと思う。生まれた国でもその山や海や川や森にいい思い出がなければ、愛されて育ち、大事な人々がいなければ、愛せない。

しかしこないだの映画の結末は安易だな。
沈ませない結末を選んだとか言うけど・・・。アルマゲドンの二番煎じみたい。

国家の罠 削除/引用
No.206-421 - 2007/09/19 (水) 22:57:45 - 海月
佐藤優 著「国家の罠」(新潮社)を読み終えた。いつものように
感想。

「国策捜査」というおそろしいとしか、形容しようがないことが
行われている。よく本書のようなものを残してくれたと、著者
をはじめとした関係者には敬意を表する。司法官僚というのも
嫌なものである。

印象に残ったことを一つだけあげておく。未決勾留というのは
期間が短いのが望ましいとチェーザレ・ベッカリーアも述べて
いるのに、「人質裁判」というのは一体何なのだろうか。罠は
どこに仕掛けてあるかわからないから、気をつけなければ。

私にできることといえば、メディアの情報をうのみにしないで
当事者の声を聴くことと、それを聴いたうえで感想を述べること
ぐらいである。

マリー・アントワネット 削除/引用
No.206-419 - 2007/08/29 (水) 21:49:40 - ようこ1号
評判だったのでDVDを借りてみた。

@色彩は素敵。今までの歴史物にはない明るい色彩で、軽快な音楽とともにとても新しい感じがする。ベルサイユ宮殿で撮ったというが、意外に合っている。本当の時代もこうだったのかもと思う。

A音楽、色彩は新しいのに、風習・ファッションはかなり史実に忠実。ヘアスタイルや衣服、習慣もロココの女王のそれらしい。

Bしかし、史実に全て忠実とは言えない。

愛人フェルゼンとすぐ肉体関係ができたかのように描写してあるが、多くの史書がかなりプラトニックな時間が長く、革命が起こった頃になってやっとそういう関係になったとされている。例の「パンがなければお菓子を」という台詞も彼女が言っている。実際はアントワネットではなく、彼女の義理の叔母と言うのに。

C何が主題かわかりかねる

後半あっという間に革命になり、アントワネットのその後がわからない。彼女が何を考えどう生きたかが不明。

王妃と言うよりただの有名人のような描写で、取り巻きたちも軽々しすぎる。セレブなお友達の集まりのようだ。プチ・トリアノンは、そういうふうに振舞いたい(仰々しい宮殿のしきたりから逃げるため)ので彼女が作った離宮だからそうだったのかもしれないが、外国から来たばかりのフェルゼンまでも厚かましいほどの、気軽さというのは嘘だろう。

感動もなく恐怖もなく考えることもない歴史物。
衣装が綺麗でお菓子がおいしそうな映画である。
アントワネットはとても優雅で上品だったというが、ヒロインの女優はかわいらしいが気品に欠き、とても優雅とは程遠い。
意外に
国王役が良かった。

キルスティン・ダンスト 削除/引用
No.206-418 - 2007/08/21 (火) 21:52:09 - 海月
ふと思い出したことで、「風に舞いあがるビニールシート」の
中で、“ボロをまとったマリー・アントワネットが・・・・”という話
があったような。

どんな感じなのか見てみたい気もする。演じるのはもちろん
キルスティン・ダンスト

私は映画を観ていません。

風に舞いあがるビニールシート 削除/引用
No.206-417 - 2007/08/17 (金) 01:28:05 - 海月
森絵都 著「風に舞いあがるビニールシート」(文藝春秋)を読み
終えた。いつものように感想を述べる前に、思うことをひとつ。

そのつもりはなかったけど、初めてみる人には連続投稿としか
思えないこともあるようで。誤変換という反例に感謝です。

本書について、全体の印象として、直木賞受賞というのも
うなずける作品であった。本当に大切なものとは何かを
教えてもらった気がする。

個別にみて印象に残るのは、「守護神」の話である。私も
努力・根性・辛抱を信条にこれからも愚直に数学の勉強を
継続していくつもり。次の日が休みという日に夜更かしを
して本の感想が書けるのを幸せというのであろう。

よい読書であった。

中島らもさんの奥さんの本買ってきました。 削除/引用
No.206-416 - 2007/07/29 (日) 21:00:57 - つかさ
みなさん、こんばんは。
さて、中島美代子さんの「らも」という本を
買ってきました。まだ、読んで無いですが、
読むのが、大変です。
この病気になってから、ぽつり、ぽつりとしか読めないので。
いのたまさんに頂いた本もあるし、じっくり焦らないで、
読みたいです。

永遠の出口 削除/引用
No.206-415 - 2007/07/27 (金) 01:09:28 - 海月
森絵都 著「永遠の出口」(集英社文庫)を読み終えた。いつも
のように感想など。

全体の印象として、とても面白かった。一つひとつの出来事は
本当にありふれたことなのだが、本書のような視点で考えると
小説になってしまうのだから、さすがと思ってしまう。

個別にみて印象に残ったところをあげるならば、まず、子供
によるある意味“残酷な世界”に「教室の悪魔」を連想したのは
私だけだろうか。教室に悪魔がうろつくようになったのは、最近
始まったことではなくて、そういった出来事の積み重ねがあの
ような本を世に送り出したのではないかと。

次にいつも一番というのが陥穽になる場合もあるかと。重要な
試験で合格点が取れる成績であれば、十分評価に値するような
気がする。

最後に、「枠を超えた新しい世界に憧れていた」という部分が
先日読んだ、「DIVE!!」を連想させる。何より本書の著者が優れた
作家である前に、一人の人間であることを確認できて安心した。

暮らしの哲学 削除/引用
No.206-414 - 2007/07/21 (土) 02:02:03 - 海月
池田晶子 著「暮らしの哲学」(毎日新聞社)を読み終えた。
いつものように感想など。

こういった本が読めるとは正直思ってなかった。本書との
めぐり逢いにも深く感謝する次第である。本を読んでどう
思ったのかは、何もインターネットでなくてもよいわけで。
なまじインターネットなど利用するから、堕落していると
のご指摘を受けるかも。

個別にみて印象に残ったのは、哲学において理解したと
認められる状態であろうか。私の場合、何が述べられて
いるか理解しようとするだけで、そのようにしか考えられ
ない時点で、能力の限界を露呈しているような。それでも
真実に近づこうとする意欲は持ち続けたいと思う。

「他人に降りかかった災難は、必ず自分にも起こりうるもの」
という記述にセネカを連想したのは私だけだろうか。

最後に形而上な事柄には、数学の証明のような形式が
威力を発揮するのではなかろうか。本書の中に数学と
養老先生についての記述があったのが、嬉しかった。

DIVE!! 削除/引用
No.206-413 - 2007/07/17 (火) 13:21:27 - 海月
森絵都 著「DIVE!!(上・下)」(角川文庫)を読み終えた。いつも
のように感想。

素晴しい。これほどまでに感動的な作品があったなんて、知らな
かった。こんな陳腐な言葉でしか本書の魅力を説明できないなんて
自分の語彙の貧困さを呪う。

振り返れば、学校も勉強も友達もクラブ活動も全部嫌いだった。
学校なんて行きたくない。これが屈折の原因なのだろうか。

いまさらながらではあるが、上を目指して努力することの大切さを
本書の登場人物に教えてもらった気がする。水も漏らさぬ証明の
ために。本当にいい読書であった。

独断流「読書」必勝法 削除/引用
No.206-412 - 2007/07/13 (金) 21:52:25 - 海月
清水義範 著「独断流「読書」必勝法」(講談社)を読み終えた。
いつものように感想など。

本書は清水氏の新刊本と知るや否や、条件反射的に買って
しまった本である。ただ、後悔はしていない。他の本に全く
引けを取らず、おおいに楽しませてもらった。

個別にみて印象に残った部分をあげるならば、まず、「植民地
支配とは、どこかに流れ着いた海賊が、現地の人を・・・黄金
を盗んで、国王に賞賛されていること」という点であろうか。
世界史の教科書というのが偏った見方で編集されているという
意見を思い出す。日本史の教科書にも似たようなことが言えて、
自由主義史観を掲げながら、他方で自虐的な雑誌を出していた
出版社の感覚がよく分からない。

次に人として非難される行為としてもっとも分かりやすいケース
の愚かさ。また、そこから生じる苦しみを味わえるという部分について
は、不正や犯罪で得られるものの意味について考えてしまう。

最後に、言葉をよりよいものに変えていくためには、いい読書だった
と思える経験が豊富な方が望ましい。もっと多くの本を読まなければ。

つきのふね 削除/引用
No.206-411 - 2007/07/06 (金) 15:46:42 - 海月
森絵都 著「つきのふね」(角川文庫)を読み終えた。いつも
のように感想など。

森絵都 氏の本は何か読んでおかなければと思いつつも、
これといったきっかけが今日までなかった。ただとある書店
における文庫キャンペーンで本書が紹介されていたので、
読んでみた。

全体の印象として、心理描写が丁寧で登場人物の気持ち
がよく伝わってくる。ジャンルとしては児童書に分類される
らしいが、広く一般の人に読んでもらいたいと思ったのは
私だけではないはずだ。

個別にみて印象に残るのは、犯罪行為によってでなけれ
ば、維持できない関係であればない方がいいと思うので
あるが、一部の中学生はグループへの帰属に安らぎを
得ているのだろうか。不正や犯罪で得られたものは割りに
合わないということをもっと教えるべきではないか。

次に、「テレビに出ている大人ってみんなばかっぽーい」
という素朴なながら、不思議と説得力を持つ意見が
面白い。

最後に、音楽が人に与える影響が大きいというのは、
AZUKI七さんの世界からも伝わってくる。しまった、
「涙のイエスタデー」まだ買ってなかった。

鈍感力 削除/引用
No.206-410 - 2007/07/05 (木) 15:12:08 - ようこ1号
やっと話題の本を読んだ。

要は、くよくよ考えないで、嫌なこと、嫌な人がいてもスルーしようということらしい。

怒られたら「ハイハイ」でやり過ごせってか。
でもあんまり平気な顔してるとこれまた「あのひと言っても効き目がない」ってんでいじめられそうだよ?

この作家、渡辺淳一だったんだ。「失楽園」や「愛の流刑地」の人ね。わざわざお金出して買うほどのものではない。
字の数も少ない。装丁と紙だけいい。

古本屋に持っていこうっと。
女性が痛みや出血に強い、皮下組織がおおくて寒さや餓えに強いこともよく知られていることだ。

地球幼年期の終わり 削除/引用
No.206-409 - 2007/07/05 (木) 15:06:53 - ようこ1号
結末ってこんな感じだった!?

救いがないわね、人類って・・・・。

かもめ食堂 削除/引用
No.206-408 - 2007/07/05 (木) 10:57:43 - たかこ
「かもめ食堂」を見ました。
食べたくなる映画でした。
画面の中に出てくるおにぎりがシナモンロールが
とんかつが焼き鮭がコーヒーが
とってもおいしそうでした。

私が久々にパンを焼いたのはこの映画を見たからでした。

私は本来料理が好きでした。栄養士をしていたぐらいですから。

でもうつ病になってから料理は苦痛意外の何者でも
なくなっていました。

小林聡美、もたいまさこ、片桐はいりがいい感じでした。

しゃべれどもしゃべれども 削除/引用
No.206-407 - 2007/07/04 (水) 16:50:52 - たかこ
「しゃべれどもしゃべれども」佐藤多佳子著
を読みました。映画の宣伝をテレビでちらっと見ていたので
本屋さんで見つけて何気なく読み出したら面白い。

物語に引き込まれると私の場合文字を読んでいる感じではなく登場人物喋っている声が聞こえてくるのだけどこの本はそんな本の一つだった。

主人公は駆け出しの落語家。
彼を取り巻く人物はそれぞれ言葉に関して悩みがある人たち。彼らがそれぞれの問題を解決しようとして主人公に落語を習うことになる。

はらはらどきどき。読み終えた時には夜が明けそうになっていた。

麗しき男性誌 削除/引用
No.206-406 - 2007/07/04 (水) 14:42:58 - 海月
斎藤美奈子 著「麗しき男性誌」(文春文庫)を読み終えた。
いつものように感想。

単行本や文庫本、新書は読むことが多い。しかし、雑誌は
あまり読んでない。最近買ったものでは、「コミックブレイド
MASAMUNE」であるが、これだって隔月刊でしかも、今後
は新しい形態に移行するそうだ。ということから、雑誌に疎い
私には、本書がとても面白く思えた。

個別にみて印象に残ったところをあげるならば、バスフィッシ
ングのところであろうか。基本はキャッチアンドリリースだから
釣り人は増えてもバスは減らないという。本場は都市化の
進んだあの国らしいが、あの国らしい発想であると納得して
しまった。

次に、戦争に熱狂するのは、戦地に赴く人ではなく銃後の
人たちという部分は、政治家を見ているとよく分かる気が
する。空襲と空爆では受ける印象が違う。メディア関係者
には言葉の使い方に注意してもらいたいものである。

最後に、山の遭難事故に遭う中高年に携帯電話にうつつ
を抜かす大学生を笑えないと思ったのは私だけだろうか。

今読んでるのは 削除/引用
No.206-405 - 2007/07/01 (日) 15:26:58 - ようこ1号
アーサー・C・クラークの「地球幼年期の終わり」。SFですが、突然超知的生命体が現れて、地球をユートピア・・・全ての争いや貧困や無学や差別から救い、世界連邦をつくってしまった。しかし・・・。というあたりです。
前にも読んだんだけど、結末忘れてる。

この中に出てくるものの結構な数がもう実際のものになっているのがすごい。

海月さんは 削除/引用
No.206-404 - 2007/07/01 (日) 15:23:31 - ようこ1号
学生さんだと思ってます。
とても高等な教育を受けられてる方です、きっと。

学校の先生かな?

いずれにしろ、娘の宿題対策にとてもお世話になりました。ありがとうございます。

(無題) 削除/引用
No.206-403 - 2007/06/30 (土) 01:03:05 - たかこ
やっぱり変な質問だったみたいですね。海月さんすみません。

How to 本 on mathematics 削除/引用
No.206-402 - 2007/06/30 (土) 00:53:11 - 海月
書名は出せないが、数学の勉強の仕方についての本を
読んだ。気になる本は予算が許すならば買うべきである
と改めて思った次第である。
 ただ、この本がパターンを覚えるということを強調して
いるのが、少しどうかと思う。なぜなら、数学では考える
ことが求められるのであり、解法パターンを覚える学問
ではないからだ。
 答案の書き方など参考になったので、それなりに有意義
ではあった。

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