発病により短い学生生活でしたが、その間に、小林多喜二の「党生活者」を読み、共産主義に心酔してしまいました。そんな本を読んだから発病したのかもしれません。いまは多喜二が特高警察に殺されたのは、ある意味でしかたなかったと知るに至りました。今日民主党政権で革命騒ぎする人がいるけれど、革命政権で何をするというのでしょうか。小沢さんは何か国民に大きな贈り物でもすることができるでしょうか。必ず、早晩破たんしてしまうと思います。だいたい経済にしろ、政治にしろ選択の幅はそう大きいものではないと思うのです。無理なことをすれば、どんな政党がやっても同じことで破綻します。日本の現在の社会システムを根本から変革する愚行はまさかとらないにいても、自民党に代わって、独裁政権ができたのでは国民は浮かばれません。
話がそれてしまいましたが、多喜二の党生活者も、地下活動に酔った愚物の物語であったと今は思いなおしております。 |
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