私は自分にトラウマがあるとかないとか言うのは好きではないので、あえて書かなかったのですが、「気持ちの整理」の背景にはトラウマティック・ストレスがありました。
トラウマは怒りを伴うことが多いです。怒りが自分でコントロールできる範囲を超えると、自分自身や周囲を破壊します。イメージ的には、トラウマを中心にずずーっと渦が広がる…かえってわかりづらいでしょうか。
真尋さんにカウンセリングが有効なのか、私には判断できません。一般的には、トラウマティック・ストレスが起きて時間が間もない頃は話すだけでもつらくて、逆効果になるおそれすらあります。ある程度時間が経過して、話せる状態になっているなら良いと思います。
>もっと他のどこかに求めるべきものなのでしょうか?
治療という意味でしたら、他のものに手を出さないほうがいいです。怪しげな催眠療法にひっかかったら悪化しますよ。とくに逆行催眠は勧められません(あくまで私の個人的な意見ですが)。記憶の表層から消えるのは自己防衛機能の一つです。逆行催眠で記憶が甦えって収拾がつかなくなるのは危険です。
治療の枠から外れますが、趣味や日常生活の小さな喜びの中で癒されていくことは大きな意味があると思います。人間性の回復というか、怒りや悲しみに覆われて見失われてきた自分本来の良さを取り戻せます。
これは治療者にはできないことで、自分自身で見つける他ないし、無理して見つけるものではなく、「自然にそうなる」類のものです。でも、自分で見つける道だからこそ、地盤が強いです。 |
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