私がステパン・バンデラやOUNについて知ったのは10年以上前だった。
バンデラはウクライナ西部、ポーランド分割でオーストリア領になったガリツィアの人。
生まれた時はオーストリア・ハンガリー帝国。
9才の時、第一次世界大戦が終わってポーランドが再独立、ポーランド領に。
OUN(ウクライナ民族主義者同盟)は反ソ連・反ポーランド・反チェコスロバキア。
第二次世界大戦まで反ポーランド/反ユダヤがメインだった。
ポーランドの大臣を暗殺して、ドイツに逃げ込むとか実際にやってた。
バンデラは旧ポーランド領の「ローカル・ヒーロー」の域を出ないはずなのに、なぜ知名度が高いのか。
理由の一つは、KGBに暗殺されたこと。
実行犯はリヴィウ近郊出身のウクライナ人で、亡命して罪を告白して話題になった。
でも、他に暗殺されたメンバーだっている。
バンデラの腹心の部下、ステツコは暗殺時にソ連各国の反体制派が集まった反ボルシェヴィキ国家連合の議長だった。
ちなみに反ボルシェヴィキ国家連合はWACL(世界反共連盟)に加盟。
統一教会と繋がりがある。
もしかしたら、バンデラの誕生日が関係してる?
1月1日生まれ。
ソ連時代はクリスマスを祝わず、元日を祝った。
1月1日が正式に祝日になったのは1947年。
ツリーを飾ったり、子供が熊やうさぎの衣装を着たり。
元日を祝う習慣は、ソ連崩壊後も残った。
クリスマスが復活して、ロシアとウクライナは1月1日から7日まで大型連休。
羽目を外したっていいじゃないの、休みは長いのだからと…。
皮肉にも、ソ連時代の文化が影響してるかもしれない。 |
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