こんにちは。
睡眠薬に関してですが、各薬剤の添付文書は必ずネットの医薬品情報で読んでください。飲まれた薬は皆「常用量依存」(処方範囲内での依存)になる可能性があります。
断薬に関してですが、現在のロヒプノールは中間型、レンドルミンは短時間型で作用タイプが異なります。導眠剤等の超短時間・短時間型は入眠時に働く作用が大きいので断薬が難しいです。理想としては、中間型の眠剤を3/4⇒1/2⇒1/4⇒1/5と割っていくのがよいかと思います。
レンドルミンは短時間型ですが、弱めの眠剤でもあるようなので、こちらを残す方法もありうるかもしれませんが、私は極力中間型に絞る方法をお勧めします。減量は、少なくとも飲み続けた期間程度はみた方がよいと思います。薬を減らすと、最初の愁訴が再発してくることが多いので、そこで様々な工夫を凝らします。(入眠困難か途中覚醒か)
入民困難に関しては、
@昼間の活動量を増やす。フィジカルが効果的。具体的には交感神経を高揚させる弱い負荷のジョギング、遠出を行う。あくまで、身体深部の温度を穏やかに上げる感覚で行う。
A就寝3時間前の入浴を行う。湯船には必ずつかる。都合がつけば低温サウナに通う。(身体内部の温度を高める)
B就寝前はリラックすることを習慣付け、自分自身「副交感神経」を高める方法を日常的に探す。
一般的に不眠の方は「副交感神経」が優位ではなく、これをいかに働かせるかが重要なポイントです。(ネットで検索しても色々な方法が出てきます)
途中覚醒に関しては
@就寝前に水分をとりすぎない
Aもし、途中覚醒したら、減量中はベンゾジアゼピン系の眠気の強い安定剤を少量追加する(例外的にベンゾジアゼピン系の眠剤)
自分の睡眠の癖を知り、あらゆる対策をたてることですが、精神的にまいってしまわないように根気よく数年計画で取り組むことが大切です。 |
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